渡邉：今回のコラボレーション企画は、「ELENDEEK」にこれまでにないカジュアルなエッセンスをミックスしてみたいというところから始まりました。
ブランド選びの基準は、まずメンズ主体の確固たるスタイルのある本格的なカジュアルブランドであること。とはいえ、もちろん女性らしさも欠かせない…と考えたら、思い浮かんだのが「descendant」だったんです。

西山：うれしい！ありがとうございます。由香さんと私は、女性としての人生がシンクロしていますよね。
ふたりともガーリーなブランドからスタートして、結婚・出産後には、ライフスタイルや価値観の変化に直面して…。
いつだったか、そんなことを熱く語り合ったことがあって、でもその数年後には、お互いに新ブランドを立ち上げていましたね（笑）。

渡邉：そうだったかも（笑）。私はミキさんのセンスを信頼しているし、お互いにママでもあるから、一緒に服作りをするにも共感できる部分が多かったですね。

西山：今回のコラボには、“ママでもおしゃれを諦めない” という気持ちも込めて。
子どもと一緒でも気兼ねなくおしゃれを楽しめる、そんなアイテムを目指しました。

渡邉：完成したコラボアイテムは、ワンピースとトップスと3wayバッグ。
また「descendant」として、「ELENDEEK」別注品のキャップとロゴTシャツも作ってもらったんですよね。

西山：春夏シーズンだし、お互いにリゾート好きだったから、海やプールといった“水ぎわ”で着られるものにしようというアイデアは、すぐに出てきましたよね。

渡邉：海でもプールでも、子連れだと一緒に遊んだりして動き回ることが多いから、案外、水着一枚でいるのは難しい。
上に着られるものが欲しいけど、なかなか気に入るものが見つからなくて。

西山：よく見かけるのは、真っ黒なラッシュガード。それも悪くはないけど、スポーティなだけではつまらないなあと。

渡邉：そう。だから、水着にも使われる撥水加工の生地でトップスとワンピースをつくったんですよね。
さらに欲しいものを挙げていったら、大人が使えるシックなビーチバッグも欲しいねという話になって…、PVC素材のトートバッグも追加しちゃいました（笑）。

西山：トップスとワンピースは、とにかくボディラインが美しく見えることにこだわりましたね。肌見せは開きが1cm違っても印象が変わってしまうので、何度も細かくバランスを調整して。

渡邉：ミキさんは大人の肌見せを上手に提案できる方なので、安心してお願いできました。どちらもシンプルでエレガントなデザインだから、普段は街でも着て欲しいですね。

西山：私が刺激を受けたのは、由香さんの色選び。「descendant」は“次世代に受け継げるもの”がコンセプトなので、黒、グレー、ネイビーなど定番色が基本。今回はヴィヴィッドなピンクもきれいだったし、パープルのロゴTも新鮮でした。

渡邉：色の冒険は「ELENDEEK」のこだわりのひとつなんです。
今回、「descendant」との企画では、別注のキャップやロゴTにも挑戦できて、「ELENDEEK」が大切にしたい“遊び心”の部分も表現できたんじゃないかな。私も欲しいものだらけなので、全部購入しちゃうかもしれません（笑）！